納豆は健康食品として知られていますが、それは納豆キナーゼという酵素が働くためだと考えられています。

 

納豆キナーゼとは

納豆キナーゼとは納豆のネバネバした部分に含まれるたんぱく質分解酵素です。

 

納豆にしか含まれていない酵素で、血管に作られる血栓を溶かしやすくする作用があります。

 

血栓を溶かしやすくするということは血液の流れを良くする効果が認められています。

 

近年は運動不足やストレス、食生活の欧米化などによって肥満や高血圧、高血統や脂質異常など血液や血管に負担がかかる生活習慣が多くなってきているのが現状です。

 

 

血液の粘度が増していき血管内が詰まりやすいという状態は「動脈硬化」を引き起こしやすくなっているということでもあります。

 

また、動脈硬化以外にも血流の悪さや血管への負担は「心筋梗塞」や「脳梗塞」などの病気を引き起こしてしまうリスクを高めます。

 

納豆キナーゼは動脈硬化などの病気を予防するだけではなく、その前段階である生活習慣病の予防にも期待することができます。

 

血栓の主成分は「フィブリン」といいます。
フィブリンは血液の凝固に作用するたんぱく質で、傷の止血する働きがあります。

 

体には重要な働きをする成分ですが、長時間血管内にあると血栓の原因となってしまい血流を悪くしてしまい動脈硬化につながります。

 

動脈硬化から心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる病気にまで発展してしまうリスクがあります。

 

納豆に含まれている酵素はこのフィブリンを分解して溶解を促すほか、血栓溶解酵素である「ウロキナーゼ」や「プラスミン」を活性化させます。

 

これらの効果から、高血圧を予防したり、血液中のコレステロール値を下げて脂質異常症を改善する効果も得られます。

 

血液以外にも様々な部分にも有益な働きをすることもわかっています。

 

腸内の善玉菌を増やして悪玉菌を減らす作用があることから腸内環境を整えて便秘の改善などの効果を得ることができ、カルシウムの吸収を促進させることによって骨粗しょう症を防いだり、抗菌や抗酸化作用があることから活性酸素を除去する作用によってがんや老化を防ぐことなども期待することができます。

 

腸内環境が良くなれば老廃物を減らすことにつながるため、脂肪を燃やしやすくなったり、肌トラブルの解消などにも役立ちます。

 

そのほか、抗酸化作用のあるビタミンB群を増やして細胞が傷つくのを防ぐ、腸内の善玉菌を増やすことで免疫力を向上させたり、悪玉菌を減らすことでがんを抑制することにも期待されています。

 

納豆キナーゼの摂取方法

この酵素を摂取するためには納豆を食べることがオススメです。
納豆にしか含まれていない酵素ですが、納豆が苦手という人もいると思います。

 

そんな人にはサプリメントとして摂り入れるとこができるようになっています。
一般的に朝食として食べることの多い納豆ですが、血栓に対して効果を出したいという場合には夜に食べることが良いとされています。

 

血栓は深夜〜早朝にかけてできやすいため、夕食や夜食、サプリメントで摂り入れる場合には就寝前に取り入れることによって寝ている間にできてしまう血栓が作られることを防ぎます。

 

効果的な量としては1日に1〜2パック程度が適量だと考えられています。

 

ただし、酵素は熱に弱いという性質があります。

 

そのため炒めたり揚げたりなどの調理をしてしまうと効果が減ってしまいます。

 

ご飯にのせて食べる場合にも熱いご飯の上にかけるのではなく、少し冷ましたご飯と一緒に食べる方が効果が上がります。

 

また、酸にも弱いため空腹の時に食べるのではなく、他の食品と一緒に食べることが大切です。

 

納豆を美味しく食べるには他の食材と組み合わせることも飽きることなく続けられるポイントとなります。

 

定番の長ネギを組み合わせることで納豆に足りない栄養素を補うことができ、卵を加えることで白身の部分が納豆の血栓を溶かす作用を高めてくれます。

 

梅干しと海苔を加えれば、梅干しのクエン酸が血液の状態を正常に保ち、海苔を加えることで納豆に不足しているビタミンやβカロチンなどが補えます。

 

キムチと合わせることによって乳酸菌も取り入れることができるようになるため、効率的に腸内環境を良くすることができます。

 

納豆に含まれているのはビタミンEとビタミンKです。
脂質性であるため体外に排出されにくく、取りすぎると過剰摂取になってしまうこともあるめ注意が必要です。

 

 

また、血液の凝固剤である「ワーファリン」を服用している場合や血栓症を患っているという場合には摂取の仕方には注意が必要なため、医師に相談してから食べることをオススメします。

 

サプリメントを利用して摂取する時には量を多く飲む方が効果がありそうと勘違いしている人もいますが、多量に摂取することで効果が上がるというわけではないため、用法用量を守って毎日継続して飲んでいくことが重要となります。

 

もちろん納豆だけで病気を防げるわけではなく、規則正しい生活と栄養バランスが整った食事、適度な運動を行うことで健康は得られます。

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